流派について 松聲館技法研究員として、師である甲野善紀先生の技法やこれまでの稽古を通じて培ってきたものを金山剣術稽古会として稽古しております。金山剣術稽古会は流派名では無く、私が主宰する場で、剣術、杖術、抜刀術、体術などを通じ純粋に身体の発掘や探究を深める場としております。
現代に活きる武術として身体観を養う 現代における武術稽古の意味を考えましたときに、今の時代を生き抜く術を身につける身体観が求められます。今の今をどう生き抜いていくかということは、武術稽古における技の進展と通じるものです。時代は容赦なく変わり続けており、明日には何が起こるか分からない中でも、現代における武術稽古から得た身体観は、普遍的発想を持って危機をプラスに転換して行く事ができます。現代における武術稽古とは、そうした普遍性を養い、人と人とが繋がる生き方に通じた学びの場であると私は実感しております。